書籍が高価になる仕組み

古本には、ときに尋常じゃない価値が付く事があるのだけど

それには大きく2種類の傾向があると考える。


1.元々発行部数が少なく、絶版後も読みたいという需要が強い

2.発行部数は大量だが、所有者の大半が価値を認識できず破棄され、現存する書が皆無の状態



当然、両方とも、中身は超一級の情報が詰まっている事が条件だが

1の場合は発行部数が元々少ない事もあり、所有者も
「一度捨てたら二度と手に入らない」
と考えている。そのため保管状態もそれなりに良いし現存数もある。

それに対して2は、現在でも倉庫からでた物がゴミ箱に廃棄され、燃やされている。
大量印刷により、ヤケが早く、状態も悪い。


分かりやすくいえば、専門書よりも、少年ジャンプの創刊号の方が値段は高い。
・・・かもしれない(笑)
わたしは漫画は苦手なので、あくまでも例です。
わたしはジャンプの創刊号は見たことないので価値が分かっていませんが。

手塚治虫氏、藤子・F・不二雄氏のデビュー作が、とてつもない値段で取引されているのは
それを購入した当時の子どもには、それが売れるという発想がそもそも無く
状態の悪化から捨てられてしまった事が原因です。


切手収集されてる方には説明不要ですが
・英領ギアナの1セント切手
は、当時大量に出回っていたはずですが
現存するものは1枚だけで、その価値は数億と言われています。
当時の人々は切手を収集するという発想が基本的になかったのかもしれませんね。
現在は切手収集家が減ってしまったので、もしかしたら値段は下がっているかもしれませんが。


基本的に現存数が少ないものほど価値が高いのは当然の原理でして
状態が良い物が少ないほど値段はあがる。
逆に言えば「限定版」と銘打つものは、必ずマニアが存在して
複数買いの1つは保管しているだろうから、せいぜい値段が吊り上ったとしても数倍程度じゃないかなと思う。


私が探すものはいつも、限定版ではなく
大量に出回って、捨てられて、そして「いまでも需要がある」もの。
そして求めている客層が「富裕層」「研究者」など、ある程度の高額な書籍でも購入する事が馴れている事

これは数十〜数百倍に跳ね上がっても、売れるものは売れると確信している。

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古本屋エイジロメン 店長ブログ 高次脳機能障害と仕事と日々の暮らしと… 園田広宣
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