12月の買取量と、今後の方針 通信買取の検討を始めています キンドルの影響

12月に約15000枚をチラシで配り、55件の買取をいただいた。
予定では20000枚を配るつもりだったのだが、実際には年末の雨でチラシを配る勢いが失速。
正直無念という気持ちが強い。

55件の買取量は、おそらくネット古本屋の中では多いほうだと思うのだが
では結果的に儲かっているか?というとそうでもない。
どんなに数字をたたき出しても、最終的に利益がどれだけ出せているかが重要なのだ。

55件という事は、平均して1日2件程度は買取があると思っていいのだが
仮に30万の利益を出すためには1日1万、1件の買取で5000円の利益を出さなくてはいけない。
では、それほど良質、もしくは大量の買取が出るか?といわれると
それは古本では無理だとしかいいようがない。
せいぜい1件3000円の利益が良いところである。
※もちろん、1件で数万の利益が出る場合もあるが、赤字もある事を忘れてはいけない。

たとえば30冊を買い取りに出してもらえた場合でも
全部1円本であれば3000円の利益にしかならないだろう。
売れればよいほうで、どれもこれも売り物にならない場合だってある。
例えば、どんなに良ランクであっても1円本、大量出品の本には
いつまでも注文は入らない。
美品であれば、なんとかなるが、状態「可」の本は塩漬けになり、間違いなく赤字になる。
こういう状態「可」1円本、大量出品の買取が、最近は実に多いのだ。

お客様が悪いわけではなく、多数の大手古本屋がアマゾンに参入し
まるで絨毯爆撃でもするように大量出品しており、古参、小規模の古本屋は
正直太刀打ちできないのが現状だ。


そこで、当方としては上記の本は美品のみ出品し、「良い、可」の書籍は
すべてブックオフに流す事にした。
これはいたし方ない事で、うちのように都内の狭い倉庫では在庫を多く抱えられないのだ。
最近、当方では在庫健全率(注文数/在庫数)をFBAだけでなく、自前にも採用しており
これを1/200をとりあえずの目標値として設定している。
これはFBAの1/90よりも遥かに低い数値ではあるが、それでも結構クリアするのは難しく
下手に状態の悪いものを大量に入れてしまうと、一気に数字が落ちてきてしまう。
数字が落ちるという事は、下手すると倉庫代すら払えなくなりかねないので
※さすがにそこまで酷くもないが
かなり警戒している。

今後の方針として、現在3万5千の営業区域を持っているが
このうち1万を重点区域とし
チラシの配布サイクルを3ヶ月から1ヶ月に変更する。
これで3ヶ月の配布枚数を3万5千から5万5千に大幅に増やす事が出来る。

チラシの配布サイクルが短くなった事で、チラシにおける買取効率が下がる事を
懸念していたが
実際のところ、実験的に配布した地域での買取効率の現象は確認されていない。
今後の状況を見ながら、徐々に重点区域を増やし、またちょっとずつ営業地域を増やしていこうと思う。
ただし、買取地域は現在の「八王子、日野、昭島、多摩(西部)、町田(北部)」を限界としている。
これ以上の遠出はガソリンと人件費の点でリスクが高すぎる。
それよりも、地元の買取需要を掘り起こす事に専念した方が安全だと判断した。

現在の買取チラシの効率は1/273.1件
かなりギリギリまで掘り起こせているとは思うのだが
まだ掘れると考えている。
現在、チラシは13回の更新を重ねているが、14回目の更新で両面印刷に変えて
通信買取の需要も掘り起こせないか検討している。
通信買取といっても、地元でやるのであるから、配送は全部自分でやれば良い。
そうする事でコストを抑えつつ、お客様の需要を掘り起こせたらと考えている。
通信買取には、やや法的にグレーな部分があり、そこをどうクリアするかが問題ではあるが
配送員を自分かバイトが担当すれば、直接顧客と接触するわけだから
身分証明の問題をクリア出来るのではないか?とも考えている。

なぜ顧客が出張買取ではなく、通信買取を選択するか?という疑問があるが
顧客の発想として「部屋に入ってもらいたくない」「古本屋が部屋に長時間いるのが不快」というのがあるかもしれない。

色々試して、もっと良質な、もっと多くの需要を掘り起こしていかないと
利益云々以前に、我々の業界そのものが潰れるのではないかという不安がつきまとう。



キンドルの影響も徐々に出ている。
キンドルと単行本を見てみると、キンドルの方がランクが高い事が多くなってきた。
キンドルが入手できるようになって、たいして時間もたっていないのにである。
正直、かなり焦ってると言ってもいい。

さらに吉川栄治が青空文庫で並び始めた。
青空文庫が普及するほど、キンドルの普及は進み、それはそのまま古本屋に直結するダメージとなるだろう。

古本屋関係者の、あまりにも楽天的な様子にちょっとヤキモキしているが
それはそれで致し方ない。

自分は自分で出来る事をするだけだ。

〜〜〜〜〜

なお、ネット古本屋勉強会、現在の予定では

候補地:新宿or東京駅付近(長距離移動の方がいらっしゃる場合は東京駅にしようかと)
日時 24日、木曜日の午後を予定

現在、私と2人の参加者を予定しております。

内容として、自社や他社とのチラシ比較、有効な道具やサイトなどの知識を交換しあう
独自の技術の交流会として予定しております。

はりはりやさんとの技術交流会で得た教訓として
我々は自分が当たり前だと思っていた知識が、相手にとって喉から手が出るほど欲しい技術であったりする事が分かりました。
それを少しでも多くの仲間と共有する事が、今度の古本屋の生き残る道ではないかと考えています。

参加を希望する方は、コメントやツイッターなどでご連絡いただければと思います。
匿名でもかまいません。人数を把握さえできれば勉強会の場所を設定できますので。



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古本屋エイジロメン 店長ブログ 高次脳機能障害と仕事と日々の暮らしと… 園田広宣
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