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初版、帯付き、美品 【買取価格の話】

#古本

お客様の大半が考えている
「本は財産」
という時代は、実はとうの昔に終わっている。

これは本に限らず、絵画、骨董などの世界全般にいえるが
バブル期に強烈な値上がりを経験したために
その感覚が多くの方の印象に残ってしまっていて
まるで投資感覚で書籍を保有している方が多いのだが
実際にはインターネットが普及し、紙の低価格化が起こり
多くの書物著作権切れが発生し
大半の書籍が二束三文の世界となっている。
こういった中で小説に関しては、非常に残念ながら9割がアマゾンにおいて1円本となり
次から次へと押し寄せる自称作家の作品が1年で10万冊の新刊を産み出し
1円でも売れない
という古本屋の嘆きが聞こえるわけです。




うちも大量の文庫本を目にするたびに
お客様に謝るのが、大半の買取が5円となりますという説明をせざるを得ない事です。

お客様からすれば
5円で売って251円で売るんだろ、いい商売だな!!
※商品価格1円、送料250円
と思われるかもしれないが
実際のところ、251円で販売した場合
アマゾンと郵便局に手数料を取られ、そこから経費と倉庫保管料を引き
結果的には5〜60円程度の利益しか残らない。
さらに全てが売れるわけではないので、仕入れた本の半分は廃棄となる。
結果的に3〜40円程度しか利益が出ていないと思われるのです。

しかし、確実に売れるであろう本ならば廃棄にしなくてすむので
倍の10円で買取しても損はしないと勘定しています。
それが
初版、帯付き、美品
になります。
もちろん、価値の無い書籍であれば、初版だろうが値段は付きません。
しかし、ある程度名前が売れている本、そして大量に出回っていない本
上記の全てに該当している本、これがやっと10円といった程度です。

ここから買取価格への上積みとして
・流通量が極端に少ない書籍・出版社
・人気作家のデビュー作
・人気があるにもかかわらず諸事情により絶版(ただの絶版には上積みはありません)
・特定の研究に有用な書物
があげられます。
こういった本は高額な値段、なかには定価を超える買取額を提示できるものも存在します。
もちろん当方は慈善事業ではありませんので、流通価格と同額は出せません。
ご自分で調べて販売するというのなら、その方が手に出来る金額は大きいとは思います。
ただし何時間も調査した結果、紙クズだと分かってガックリしたという結果になっても当方ではお疲れ様でしたとしか声のかけようがありません。
古本屋の鑑定の技術というのは正確さ以上に、その素早い速度での鑑定技術だといえると思います。



古本屋というと、ただ「安く本が買える」という利用者が多いとは思いますが
それは半分当っており、半分は間違っています。

買い取った本の中から、価値の無い本を安く販売し
価値のある本にプレミアムをつけるのが仕事です。
ですので、現在も一般に新刊書店で購入できる本に高額査定は付けられないのが本当です。
※それでも流行や元値が高額ですと、ある程度は付きますが定価で入手できる以上はそれより確実に下(半額以下)になります。

逆に高額な書籍を売るからこそ利益が取れているというのが本当です。
1円本は先に書いたように数十円の利益しか取れません。
100冊売っても、5〜6千円でしょう。
1冊1万の本が存在するからこそ、古本屋が成り立つのだと思います。


それを考えると105円の本を棚において、人通りのある立地に店舗を構え
大量に仕入れて大量に捌く、ブックオフという会社は凄いなぁと本当に思います。





赤字だそうですけどね。




もちろん1冊1万の本というのは、個人買取の中では数件に1件程度しか当りません。
なので1日に何件も買取をして歩き回らなくてはいけません。
中には大量買取でなくては受付ないという方もいるでしょうが
そういう買取の仕方は、営業区域をどんどん広げていく事になります。
そうすると、買取の広告費がかかる結果となり、むしろ維持するのが大変になります。
私としては、仮に少ない冊数でも、1日に何件もこなし
結果的に広告の効率を上げる事で、買取の効率の悪さも補填できると考えています。

そしてそれが最終的に
お客様の利益になるのなら、それで良い
というのがうちのスタンスに出来るといいと考えています。

ゆえに決して高額買取とはいえない、うちの個人買取への姿勢ですが
あくまでも古本屋を維持していくために決してボッタくっているわけでもなく
適正価格でやっているつもりですので
どうぞ今後ともご愛顧いただければと考えています。


なんかまとまりのない話ですいません。ちょっと寝ぼけてます(苦笑)

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古本屋エイジロメン 店長ブログ 高次脳機能障害と仕事と日々の暮らしと… 園田広宣
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