最低価格競争を止めるのは無理

アマゾンで出品をしていて
たまに目にするのが
「最低価格での競争をやめよう」
との掛け声。

気持ちはよく分かる。
状態が非常に良いのに、最低価格で出してあると
もっと高く売れるはずなのに・・・と思う気持ちも分かる。

でも、それは無理だろうと思う。


商売にとって、高く売るのは大事だが
もっと重要な事として
売り切る
という発想が必要だ。

うちは在庫を1年を期限として、処分している。
その間に売れなければ、大半はゴミとして処理されてしまう。
これは、どんな広いスペースを確保しても、変わらない。
スペースは資産だ。
何年も寝かすなんてのはマニアに任せればいい。
我々は仕事でやっているのであって、その在庫を持ってニヤニヤしても
飯の種にはならない。

そして、もう一点
アマゾンにおいて、即売しなければ
価値はどんどん落ちるという事実を、知らなくてはいけない。
古本は投資の対象ではない。
だから長く在庫を保有すれば、その価値はどんどん下がっていく。
今日、「非常に良い」が1000円で売れるタイミングを逃せば
明日は1円になっているかもしれないのだ。

でも高く売れる本を、安くするのは資産を減らしているような気がするという人もいるだろう。
そういう人は、さっさと仕入れと宣伝をした方がいい。
1冊の本に、それほど悩む時間の方が勿体無いという時間的資産に気が付くはずだ。


たぶん、そういう事を書くと1円本が増えるじゃないか!!という批判もくるだろう。
そこで俺が実践しているのが
1円で状態が良、可の本は、積極的に廃棄!
うちの在庫のうち、1円本の大半は「非常に良い」しか残っていない。
これは1円が大量に並ぶと「非常に良い」しか選択されないという経験からだけど
これで保有在庫の回転率を急速に高めている。
評価としても当然、美品しか残していないのでぐんぐん上がって
現在、直近は99〜100%を行ったり来たりしている。

売れない「良、可の1円本」が残っているから、いつまでたっても
1円から値が戻らないのであって
それが無くなれば、本来はもう少し値段が上がっているんじゃないかという本も沢山ある。

業界そのものの生き残りと、自分たち個人の生き残りを
両立していかないと、片方だけ考えていても難しいのが
現在の業界ではないだろうか。

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古本屋エイジロメン 店長ブログ 高次脳機能障害と仕事と日々の暮らしと… 園田広宣
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