せどりロングテール理論に疑問を感じている

古本屋は入荷した本をただ販売するだけであるから
単価や人気はあまり気にしていない。
販売に適さない本を除外(廃棄)しているだけなのだから
数万の本も1円本も扱っている。当然の事だけど。

せどりの人の話を聞くとよく
「うちはロングテールを中心に扱っている」
と説明している人がいる。

でも、それはロングテール理論を誤解しているのではないだろうか?

ロングテール論というのは基本的にニッチな商品を大量に揃える事で
全体的な売り上げを押し上げる理論の事だ。
ロングテールだけを揃えて売るのは、ただのマニアックだと思うのだが。

ようはコンビニが「売れ筋重視」に対して
百貨店が「多数の品ぞろえ」で対抗しており
この百貨店の発想がロングテールとなる。

この店に行けば、何でもあると思わせる品ぞろえが必要なのであって
マニアックな店は、そのバランスいかんによっては、ただ潰れるのみだろうと思う。

では、個人の古本屋がロングテール理論を実践するにはどうすればいいか?
百貨店になればいい。
出来なきゃ辞めた方がいい。

マニアック、売れるのに時間がかかる
そういう商品は管理費だってかかるし、よほど高価格帯でないと利益はとれない。
個人でやるのなら、その分、売れる商品に注力した方がいい。

うちは、半年〜1年以内に売れなかった本は、さっさと廃棄しています。
高額商品っぽいのだけはFBAにそのまま送って様子をみていますけど
それも一定期間で廃棄させてる。
3年も4年も売れない本が、アマゾンの在庫に10〜20もあっても
経済的に誰が得するのか分からないわけで。


アマゾンがロングテール理論のもっとも分かりやすい実践者であり
そして成功者でもあるのだけど、それはロングテール信者の古本屋の負担によって
支えられているだけであって、アマゾン本体は痛くも痒くもないのだから。


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古本屋エイジロメン 店長ブログ 高次脳機能障害と仕事と日々の暮らしと… 園田広宣
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