ブックオフの買取価格がぐっと上がっている
最近、ブックオフの買取価格がグッと上昇している。
これまでどんな本でも150円を上限にしてきたが、需給に応じ店頭販売価格の5〜30%に設定。売れ筋の本はより高値で買い取る。定価の半額にしてきた販売価格は定価の10%刻みで変動する通販サイトの値付けに連動させる。
日経によると、5〜30%に変更して、いわゆるネット通販の業者に対抗しているらしい。
うちは以前より「一般書籍はブックオフより高くは買取できないとおもいます」と公言しているので
※特殊な書籍に関してはケースバイケースですが
なんら影響はないが、おそらくブックオフより高く買取しますと公言して買取客を集めているところも多いだろう。
そういう店舗はかなり影響が出るのではないだろうか。
ちなみに、今日、5〜6箱ほど持ち込んだら7000円弱になった。
洋書も全て値付けしていただくという事で、ちょっと驚いたし
一番驚いたのは明細を見て「5円買取」が無くなっている事だ。
以前は文庫など、5円買取がふつうだったのに・・・。
これが明らかに買取価格を押し上げている。
店頭価格は同社の中古書籍通販サイト「ブックオフオンライン」の価格を参考に決める。同サイトは約160万冊の書籍を毎日需給に応じて定価の10%単位で値付け。今後は人気の新刊書なら定価の7割程度で売る一方、在庫が多ければ店頭に並んで半年未満でも10%単位で値下げし売れ残りを減らす。需要があれば、半年経過後も105円まで下げずに売る。
過去のブックオフの値付けを知っている人には不要な説明だが
過去のブックオフは基本的に50%で販売し、半年後には105円棚に移す方式をとっていた。
それを10%単位で減らすという・・・みみちい(苦笑)戦略に変更するらしい。
大丈夫かブックオフ?
ちなみに10月にはこんなニュースも出ていた。
同じく日経より
ブックオフコーポレーション(3313)は25日、2014年3月期の連結純利益が前期比53%減の5億円になりそうだと発表した。従来予想は10億円で、半減する見通し。中古書籍などを扱う「ブックオフ」の既存店売上高が当初計画に達しない見込みとなったため。販管費を圧縮しても、売り上げ不振を補うには至らないと判断した。営業利益も29%減の13億5000万円に落ち込む。従来予想を5億5000万円下回る。
ともかく本の利益が出ないのだ。
このままだと、ブックオフグループ全体がアマゾンという樹海に呑み込まれるんではないかと
余計な心配をしてしまう。
我々としては、ブックオフは「ネットで売れない本を買い取ってくれる」重要な拠点になっている。
高額買取はありがたいが・・・あまり無理しないでほしいものだ。