劇団つくしんぼ2015 飛燕の忍〜対決!オロチ水賊団〜 × きょうは塾休みます。 劇評

◆きょうは塾休みます。

いつもどおり辛口でいきます。ごめんなさい。
そういうの苦手な人は読まないでください。


ブコメディという事だったのだが
正直、ちょっと見てるのが辛かったかな・・・。

ウケ狙いのタイミングが、あまりにも分かりすぎて厳しい。
これをもし「全く出演者と関係がない」人がみて、笑えるだろうか?

ラブがあったかと言えば、それも疑問。
・・・・・・・・

ラブと銘打つなら・・・キスぐらいは、どっかでした方がいいんじゃないかな?
一瞬抱きつく・・・程度だとラブっていうのは・・・う〜ん、どうなの?
・・・って前も書いた気がする。

あと、正直、壁ドンはしないの?ってのが本音。
某ドラマのオマージュなら、それは必要なんじゃないの?
よくわからんけど。


★主要・役者評(敬称略)

・小山内綾子
決して美人じゃないとは言わないし、ダメとは言わないけれども
・・・・
なんで彼女が塾通いの学生&ヒロイン役なのか分からない。
年齢的にも厳しそうだし
(それを言ったら、大半の人がかなり無理があるキャスティングだが)
どちらかといったらティーチャーの方だろ。

コメディにするには、美形ゆえに受けが悪いし
ヒロインにするには、華が足りない感じ。(ごめんなさい)

根本的にキャスティングミスだと思うな。
この使い方は、女優さんが可哀想。
もしくは、別の女優に当ててたのを、演技力の関係でかのじょに代役で任せたのかな?
だとしたら、ちょっと可哀想だ。

・渡辺拓人
この芝居の中では、一番キラリと光っていた。
演技に落ち着きがあるし、キャラもある。

面白みがないのがちょっと物足りなかったけど
堅実に一歩一歩演技をしている感じ。
安定感があって、見てて面白かった。

・三浦詩織
美人だという印象しかなく、それ以外の何も残ってない。
(褒めてはいないです。ごめんなさい。)
台本通りに芝居をすすめた結果・・・という空気がある。
どうせなら多少の脱線があってもよかった気がする。
主役の男の子が好き・・・っていう印象もあまり出てなかったし
別の男の子と一瞬だけ付き合った・・・っていう罪悪感も感じなかった。
ただ台本に書いてある事を読んでいるだけ・・・というふうに見えた。


・濱田龍
おなじく美形という印象しか残らなかった。
特に男性の場合、この劇団でアクション(殺陣ではなく動作という意味で)がないと
どんどんと印象が薄くなってしまう。
せっかく主役級で動いているんだから勿体ない。

・宮本亜沙人
すっげぇ成長したな!!ってのが第一印象。
十分に演技は見てて面白い。
残念なのが、立ち姿があまり美しくない。
腰が悪いのだろうか?
だとしても、もっと姿勢をよくやった方が、芝居はかっこよくなるはずだと思う。

個人的な意見だけど
成長はしたけど、俺の予想よりずっと遅い。
彼の吸収力なら、もっと風船が膨らむように、成長するはずだと思う。
いまの劇団が悪いという事ではないが
彼の今後を考えたなら、もっと厳しく教育してくれる場所を探した方がいいのではないだろうか。
このまま、ここに置いておくと腐るんじゃないかと心配している。



◆水賊団

根本的に否定しちゃいますけども、水賊団ってなんですか?
海賊ではなく?

たぶん流行りの海賊という言葉を回避したかったのだろうが
それを文字で回避しても、何にもならない。
海賊を回避するなら、彼らを「海ではなく、川や湖」に設定すべきだろう。
それなら水賊という言葉も納得がいく。
それにしたって劇中で必ず説明はいるはずだ。
なんで海賊ではなく水賊かという事を、誰一人突っ込まないのは
不自然この上ない。

それがともかく引っかかって、芝居に集中できなかったんだが。


・中澤
前回も書いたが、アクションに頭打ち感がひどい。
それは完成しているとも言えるし、先がないともいえる。
以前と比べても、スピードにキレがなくなってる。
それは加齢と言い訳すれば、納得できるかもしれないが
それは『役者が納得するだけ』であって、閲覧者は納得しない。

先にコメディ路線の舞台にも講師役ででていたけど
う〜ん?
正直、おもしろいのかよく分からない。
たぶん、他の役者の指導をしているのだろう。
それは理解しているけれども、それにしたって酷い。

・さおり
何が素晴らしいって、女優でこれだけ動ける人はほとんどいないって事。
しかもムチですよ。
もうね、客層はほとんど決定事項ですわ。

それは違うか(笑)

それは冗談だとしても、動きは本当に素晴らしいと思います。
男性と比べて確かに見劣りするかもしれないが
女優でこれだけ動けるひとはそうそういない。
まして、10代なら分かるが、この姐御キャラクターで動けるってのは
実に大きいと思う。

ムチさばきも、綺麗で、狙ったところにちゃんと当てている。
あれ、結構難しいんだよね。

・吉田
彼のバック転は、なんというか独特で
ともかく凄い。
あれだけ高度があってスピードがあるというのは見ていて本当に爽快だ。

酔っぱらった演技は面白いんだけど、なんというか
酔拳の物まねに見える。
まぁ酔拳なんだろうけど。

・中井
うまい。
うまい事は間違いない。

ただ、正直なところ、何かが引っかかっている。
引っかかってるというよりも、止まっている。

つまり、はっきり書いてしまえば、目新しさを感じない。

ただ、これは難しい問題だ。
アクションや、キャラクターを磨くというのは
昨日今日で出来る事ではない。
新しいものを取り入れる事で、いまあったものを崩してしまう場合もある。

彼が、今のままでいいと言うのなら、それでいいと思うし
行き詰まりを感じているなら、早急に手を打たないといけない。

・ちゅいと〜
彼は想像以上に、すごい成長率だなと驚いた。
剣の動きが素晴らしい。
以前と全然違う。
もう十分、主役級としてやっていける。
ヒーローというキャラクターとは違うかもしれないが
アクションと、威圧感が凄い。
前は無礼な事を書いてすいません。

個人的な好みを言えば・・・もっと無口なほうがいい。
先に変則的でお喋りな中井さんがいるのだから
もう、本当に正当派の剣さばきと無口で十分な威圧感がある。
下手に喋ると軽薄になる。
繰り返しセリフなんて言語道断(まぁ演出が悪いんだろうが)。

役者をやると誤解してしまう事が多いが
本当にうまい役者っていうのは、セリフはむしろ少ない。
少ないセリフでも、表情や動作で伝わってしまう。
出演する場面と、セリフ数が反比例しだしたら、彼は凄いことになる。
それが出来る良い役者になった。
ぜひ、挑戦してほしい。がんばれ。

・小柳睦月
キャラクターにあっているのか、喋り方が本当に外人っぽい(笑)
う〜ん、まぁ可愛いんだが・・・
ただ、これ、明らかに外人の役だよね?

元々、最初から、そういう役という形でやっているならいいんだけど
・・・以前にこちらの劇団で外人の女の子が、出演してたと思う。

もしキャスティング権が俺にあって
「彼女と、外人の女の子」の二人がいたら
これはもう演技力の問題じゃなく、属性の問題として
(女の役を男性にはふれないのと同じように)
外人の子を使わざるをえないわけで。

外人役の演技をつけても、
正直、あまり今後の役者活動には、役に立たないと思う。


これはロボットとかの役でもそうだけど
自分と違う属性の演技ってのは、あまり今後につながらない。
あまり若い、将来有望の人にやらせないほうがいいと思う。




〜アマチュアとプロの違いとは何か〜

演劇の世界、いや興行の世界というのは
アマチュアとプロの境目が分かりにくい。

そして役者は、時にプロだからといい
時にアマチュアだからという。
そういう中途半端な姿勢では、いつまでたっても
プロにはなれない。
逆にアマチュアならアマチュアだとして胸をはったっていい。
どっちつかずが一番いけない。
絶対に改めた方がいい。
姿勢がどっちなのか、よく分からないんだよね、見ている側からして。

通常はお金を取った時点でプロという事に
なるはずなのだが
興行ではそれがなぜか通用しない。
お金を取っても「これは舞台の費用だから」という
そしてアマチュアだと。
(でも無料の舞台ってのもある。結局、お金を取るのはプロなんだと思うけどね。)

でもね、、、見る側からすれば、それは通用しない。
お金を取るものはプロと判断される。
そういう自覚はしておいてほしい。


あと、舞台は役者のお披露目の場でもある。
単に日銭を稼ぐだけの場所ではない。
(稼げているかどうかはともかく)
満席にせよとは言わないが、席があいているのは問題だ。
そして、来る観覧者も重要だ。
友達や、家族を呼んでいるのではないだろうか?
それではダメだ。
ファンと演劇関係者を呼ぶべきだ。
これは当たり前の事だが
友達や家族が来るのは当たり前なのだ。
呼ばれたら、来ざるをえないのだから。

そこからファンができる場合もあるから決して間違いではないが
関係者の姿が全くないのは問題だろう。

関係者とは役者の事ではない。
映画監督やプロデューサー、演出家、脚本家、芸能事務所関係者の事だ。
彼らをよばなけれ役者に指摘するものはいないし
当然成長もない。その後の発展もない。
先がないものをプロフェッショナルと呼べるのか?

私はそれはプロフェッショナルとは思えない。

実際に呼んで来なかったのなら仕方ないと思う。
来ているが目立たなかったなら、それは私の観察力が劣っている。


これは別にここの劇団の事を言っているのではなく
小劇団全体の事を言っている。
喰えないのに、それを仕事だと言って続けるのはどうなのかと。
本当に実力があれば、役者特有のオーラがあるし
大きな事務所に所属も出来るだろう。
オーディションに引っかからない人が、興業の世界で長生きは出来ない。
本当に演劇で食っていきたいというのなら
恥も外聞も捨てて、大きなオーディションに応募して
次々と落ちてしまえばいい。
(歴戦のプロだって落ちるのだ。経験の薄い役者が落ちる事を恥じる必要はない)
その中で一人でも、売れっ子が出たなら
俺はちゃんと頭を下げよう。
「生意気な事を書いてごめんなさい」と。

〜蛇足〜
今回の芝居で、こちらの劇団の最も太いパイプが切れてしまった。

俺は、いいタイミングだと思ってる。
それを契機に、すこし劇団から距離をおこうと思ってる。
今まで、ちょっと距離が近すぎた。
距離が近いという事は、書きたい事が書けない、いや書きにくい環境にある。
だから気を使うし、そういうのは面倒くさい。
(でも書くけどね。それで俺を毛嫌いしてるって事も知ってる)

気が向いた時に、舞台をみて
気が向いた時に劇評を書くぐらいが
一番いいと思う。

まぁ、次も観に行くとは限らないけどね。



あくまでも個人の主観にて記載しております。
諸々の判断は、個々に審査して自己責任で活用ください

医学に関して、当方は患者であり医学者、治療者ではありません
全ての判断は個人にお任せしております
当方のブログを見て実践した事による損害に関しては
一切の責任は当方にありません

こちらのブログは著作権が園田広宣にございます
無断での複写、公開は著作権法の範囲で違法になる場合がございますので
どうぞご理解いただければと思います。

皆様のご協力、そして応援に、深く感謝しております



古本屋エイジロメン 店長ブログ 高次脳機能障害と仕事と日々の暮らしと… 園田広宣
はamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによって
サイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、
Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。