古本屋で本を探すときのお願い
よく古本屋として仕事をしていると
「○○ってタイトルで著者○○さんって本が入ったら連絡ください」
というお願いをされます。
まことに心苦しいのですが
たぶん・・・入ってきません。ごめんなさい。
入ってきても連絡できない場合もあります。
現在の日本において、一般流通されている書籍は数百万種類あります。
しかも一年に十数万冊ほど、新しく出版されます。
その中の一冊がうちに入ってくる事は、可能性としても本当に少ないです。
なので、うちの在庫にある場合はすぐに連絡しますが
(確認できる場合に限定されますが)
もし在庫がない場合には申し訳ないのですが、おそらく今後も入ってくる可能性は低いです。
古本にはカテゴリーがあり、古本屋に入ってくる書籍はだいたいが似たようなカテゴリーのものばかりだからです。
それよりもほかの古本屋さんを回ったり連絡されるほうがいいと思います。
ほかを当たることを当方は決して嫌な気持ちにはなりません。
所有者のない本を、ほしい人のもとへ届ける事が、喜びでありますから
ぜひそうしていただいたほうがいいでしょう。