絶歌を出版差し止めさせてはいけない。少年達があこがれたシリアルキラー、少年Aは文才のないおじさんになった


某少年A(自称)が持ち込んだ原稿を書籍にして販売しているという事で
太田出版に批難の嵐が巻き起こっている。

中には出版を差し止めろ、店は販売を止めろという意見もあるが
私はそれには反対です。

冷静に考えてほしいのは、まずこの本を読んでどんな悪影響があるのか?という事です。
少年たちに対する犯罪行為の助長になるという意見。



あなたたち、今まで「ゲームやアニメは犯罪助長にならない」と、言い続けてきたではありませんか。
どんなブーメランかと。
言ってる事が矛盾している事に気づいてもらいたい。

ちなみに私は、ゲームやアニメが犯罪を助長する可能性はあると思っています。
だからといって、全面的に規制されるべきだとは思っていないけどね。
人間は些細な事が引き金となって犯罪者として頭角を現すことはあるのだと思います。

だから先の本を読んで、青少年が犯罪者にあこがれる可能性は十分にあると考えています。
彼にその才能(文才)があればだけど。
無いんならいいんじゃない?ほっとけば。レビューでも文才ないって書いてあるしね。



少年があこがれたシリアルキラー、少年Aは文才のないおじさんになった。
みんながっかりして少年Aにあこがれるのを止めるかもしれないね。

むしろ文才のあるホラー、スリラー、バイオレンス小説の方が、よほど社会的影響はあると思うけど。俺は。
もし文才のある少年Aであったなら・・・

そんときは暴力指定としてR15、R18にして
影響されやすい未成年は読めないように成人指定すれば済むことじゃないでしょうか。
フィクションでもノンフィクションでも、ヤバイものはヤバイと思う。
たいした影響力もないから、なんの規制もなく販売されたんでしょ。


それと、加害者にも言い分を与える場所を設ける事は必要だと思う。
それが健全なる法社会でもある。
「犯罪者だから黙ってろ!!」
これでは犯罪者が犯罪者たらしめたその過程が全く分からない。
犯罪者にも三分の理があるわけで、それを発言する場所は必要だろうと思う。
まぁ、今回の書籍は何の理にもなっていないらしいけど。


犯罪者がそれを体験談にして儲けていいのか?という議論があるが
バカバカしくて議論する気にもならない。
犯罪者が犯罪で儲けるのはダメだろうが、元犯罪者が「正当な仕事をして正当な対価をもらう」のは
むしろ犯罪抑制になるという常識が分からないのだろうか?
文才があるならいいんじゃないですか?文才があるならね。
文才もないのにそれを体験談にしたなら・・・そん時はむしろなんで買ったのさと思うけど。


あ、私は買ってません。
買わなくても、まぁだいたい何を書きたいのかなんてわかるし。

そもそも今回の出版は学術的な本でもないので
下種根性丸出しで買ってる人ばかりでしょ?
自分たちで買っておいてレビューに「買っちゃダメ」とか、自分は買ったけど
犯罪者を儲けさせちゃいけないって意見が言える自分がカッコイイみたいな・・・。


彼の写真が週刊誌に出た時にも、きっと買ったよね。君たちは。
もうね、ポルノだよポルノ。犯罪者ポルノ。
犯罪者の一喜一憂を監視して、マスターベーションしてるようなもの。
誰も本当の被害者、事件を考えちゃいない。ただのお祭り騒ぎでしょ。


未成年のシリアルキラー事件は、少年Aがいなくてもおそらく起こったでしょう。
彼がひとつのきっかけになったかもしれないが
彼の事件に衝撃を受けた未成年が全員シリアルキラーになったわけではない。
シリアルキラーになった未成年たちは、みなその要因を持っていたと考える方が自然だ。
ただの引き金であった少年Aだけを問題にするのは、問題の本質が見えていないのだ。

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