けいれんや発作を繰り返すてんかんの重症化を、炎症を起こす物質「TNF―α」で防ぐ事が出来るかもしれない
ちょっと前の記事ですが
てんかん重症化、炎症物質に防止効果 九大など、マウスで確認
けいれんや発作を繰り返すてんかんの重症化を、人間の体内で炎症を起こすことで知られる物質「TNF―α」で防ぐことができると、九州大などのチームがマウスの実験で確認した。発作そのものを緩和できる可能性もあるという。論文は9日付の英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。
てんかんは、脳内にできた異常な神経細胞の興奮で起きる。発作が起きると、約1週間でさらに異常な神経が増えるため、この増殖を抑えることが重症化を抑えるカギと考えられてきた。
九大博士課程4年の松田泰斗さんらは、マウスの細胞を使った実験で、TNF―αが異常神経が増えることを防いでいると発見。中島欽一教授は「悪者のイメージが強い炎症物質が実は脳を守っていた」と話している。
(東山正宜)
(朝日新聞 2015年3月10日掲載)
まだまだ日本の医療は進歩するのだなぁと感心している。
研究者の方の不断の努力には、本当に頭が下がります。
患者である私たちは、ただそれをいただいているだけで、感謝しか出来ないけど、応援しています。
いま、治療がない病気や疾患であっても将来的にはきっと治せるようになると・・・そう信じております。