今回、私が法人化を諦めた理由 個人事業主で居続けるメリット

昨年、うちは法人化をいったん凍結いたしました。
正直、問題なくできると思っていたので、会社名も決めていてスムーズに済むと思っていたので、かなりの衝撃でした。



うちが法人化にしようと思った最大の理由は信用が欲しかったからなんですが
その為のデメリットが大きすぎるという事で、保留・再検討になりました。
信用とは

・メーカー、卸会社との契約のスムーズさを狙って
・銀行の融資を引き出す事
の2点が重要だったのですが
特に、メーカーとの契約が個人事業主だとなかなか進まないと言うのは
本当に厳しいところで、どうにかしたいと思っていました。
そこを上回るデメリットがあるという事です。

まず、最大懸念は事業の固定化です。
法人化する時に事業を固定しなくてはいけません。
先に登記で記載した事以外の事業が出来ないのです。
これは結構な重荷でして、登記の変更をすれば問題ないのですが
これだけ世界の移り変わりが激しい時代に「登記の変更なんかしてる場合じゃない」という事が往々にしておこります。
登記などの様々な手続きは、実は業務において結構な負担になります。
新しい事業始める時、足かせになるものはなるべく外しておきたいのです。



それから法人化と言うのは何なのかを考えると
そもそも1人2人で仕事をするのに法人化は適さないと思います。
法人化とは読んで字のごとく、法律が認めた人と言うことです。
人ではない組織に対して、法律と同じ権限を与えるのが
法人です。
一人で仕事をするのなら、法人化はただの名目であり
株式会社、と言う名前以外のメリットはほとんどありません。
(もちろん、そのメリットが大きいのですが)
事業の規模をもう少し大きくしてから、再検討したほうがいいと思うようになりました。
最低でもあと2〜3人、働く人が必要です。
ひとり社長が多いですが、私はちょっとそれはないかな・・・と思うようになったのです。
(あくまでも個人的にです。現在のひとり社長を揶揄しているわけではありません)



次に固定費です。法人化すると多くの税金がのしかかってきます。
地方税だったり、社会保障費だったり、様々なものがのしかかってきます。
一部で、社会保障費用どうやって逃れるのか、と言う
話題があるようですが絶対にお勧めしません。
税金は1番最初に支払うべきものであり、ここの費用負担を免除してもらいたいようなら
そもそも法人化するべきではありません。
何度も書いておりますが、私は障害のようなものがあり
定期的に激しい頭痛、体調不良起こし、時には入院したりもします。
相方に至っては、現在はほぼ活動不能状態になっており仕事どころか家事もできません。
いつ仕事が止まるかわからない、そんな状況で固定費がかかるのはよくありません。
先に書いたように複数の人間が働けば、業務は止まらなくなるでしょうが
今の状況だと、月に数日は止まってしまい、ときには1ヶ月業務が止まることもあります。
そのような状況下で、固定費を払うのは仕事においても大変危険です。

少し様子を見て、今後の法人化を再検討しようと思っているのですが法人化にこだわらなくても良いのでは?とも思うようになってきました。
自分自身が40歳になるまでに、法人化を済ませたいと言う気持ちがあったんですがどうやら少ない人数で商売を回している方は個人事業に戻している方も増えているようです。
法人成りという言葉がありますが、最近の傾向を「個人成」と呼ぶそうです。



時代の流れが想像以上に早くことが起こったときに素早く展開できることが重要です。
法人化にこだわっていたら、大事なものを見逃してしまう可能性があります。
今の社会も合っていない気がする。
想像以上に規制も厳しい上、今の時代に合わせるのは厳しい気がします。
まぁ、銀行などには理解してもらいにくいでしょうが。(-_-;)
最近は、個人で資金を集める方法もできましたし、銀行にこだわる必要もないのかなと思いました。


それと、下記の記事は法人化を前に再度読み返した、古い起業のための記事です。
gigazine.net
2007年に書かれながら、いまだに私に強い影響を与えています。

特に
ブルーオーシャンなんてどこにもない
■それはロングテールではなくてただのニッチ市場

この2点は、ネット起業で盛んに言われている事に、真っ向から対抗しております。
ぜひ読んでみてください。
目から鱗とか涙とか鼻水が飛び散るかもしれません。


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古本屋エイジロメン 店長ブログ 高次脳機能障害と仕事と日々の暮らしと… 園田広宣
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