CtoC(メリカリなど個人売買)が活発になるのは、個人的には好ましいと思っている
ネット販売を生業にしていますと
やはり個人売買における「素人価格」に直面して驚くことが多いです。
これは消費税や手数料などから、はては所得税などまで無視した価格のため
我々本業の価格より2割ほど安く売っているのが多く
目の敵にしている業者も多いでしょう。
ただ、個人的にはCtoCは好ましい動きだと思っています。
個人売買において、最初は消費税も手数料も無視して売っていても
いずれ彼らも気が付くでしょう
「全然儲からない!!」
という事に。
そのうえで、本当に大変なのは「クレーム」にぶち当たった時です。
この時こそ本業と素人の差がはっきり出ます。
本業はクレーム処理の経費も当然に参入して販売価格を出しているからです。
結果的に、値上げするか撤退するかの二択を迫られることでしょうが
そうなることで、商売の厳しさを個人単位で知っていただくというのは
ありがたい事だと思います。
未経験の業界の事は、なかなか想像がつきづらいでしょう。
最近だと携帯電話の料金がやり玉にあがっていますが
それが攻撃されるようになってからの、日本の家電業界やモバイル業界の衰退は尋常ではありません。
海外の料金と比較して高いの安いのと言っても
物の価格はその国の事情が色々とあるわけです。
原料の問題もあれば、使用比率だって違うでしょう。
日本は一時期、携帯電話もテクノロジーでも大変に進んだ業界でしたし
携帯電話からインターネットへ接続するiモードは日本発祥です。
しかし時代は大きく変わってしまい、もはや日本の携帯電話・スマホは
電話会社の店頭の隅に追いやられています。
さすがに個人で携帯電話会社を運営しろとは言いませんけど
その内情を慮る事が出来ない人が政治家になって、もっと携帯電話料金を安くしろなんんてのは
本当に迷惑な話だなと思った次第です。