ネット通販における配送料金値上げに関する話題

某所で話題になっていたので・・・

 

うちはいま「郵便後納契約」「クロネコヤマト後納契約」「クロネコメンバーズ割(個人で出すと15%割引になる)」
の3種類を使い分けています。

基本的に大型の配送は集荷依頼をして後納契約で
小型の荷物は、クロネコメンバーズ割15%と営業所持込割・デジタル割などを合わせて、宅急便コンパクトを多用しています。

郵便のスマホ割も使いましたが、似たような感じですね。

結論から言えば、郵便・ヤマトの後納契約どちらも
個人の持込割引の方が完全に安くなっており
数が多い場合は直接持ち込んで個人割引でやった方が手間を計算しても結果的に安いという
「逆転現象」が起こっています。

これはおそらく、集荷の手間がない事もありますが
先に支払いがされるデポジット形式やクレジットによる信用が大きなプラス要因となっており
最近の「ネット通販業者の倒産・廃業(特に古本屋)」を考えますと、後納におけるリスク回避に動いているのではないかと想像しています。


郵便・ヤマト共に「人件費の上昇」を理由に運賃値上げ交渉をしておりますが
実際のところ、現場の労働環境や人件費はたいして改善されていないとの事です。
当方も営業と交渉する時に、その事を追及したのですが

「【利益追求】を再優先せよ」という指示がどうやら出ているようです。
クロネコヤマトが値上げをして、それに追従するように日本郵便が値上げ、それを見ながらクロネコヤマトがさらなる値上げをしましたので
今度は他の業者も値上げしてくるのは間違いないと思います。


この場合の考えられる対策は、もうひとつしかなく
送料価格据え置きの業者が倒れるか、値上げするのを待つという
「完全な体力勝負」になると思います。
厳しい話ですが、価格据え置きで頑張ると言っている業者は
まず確実に計算が甘く見積もられており、1~2年で資金が底をついて全滅するでしょうからそこまで耐えるしかないでしょう。
(その間、自店舗をどうやって維持するかも考える必要がありますが)


配送業者には日本郵便ヤマト運輸・佐川とありますが
その配送品質はやはりヤマトが一番高いかなと感じます。
これは民間企業として戦ってきた事と同時に、個人契約が主な顧客であり、企業間の配送が中心の佐川と比較すると、どうしてもクレーム対応の点で神経質になりやすいからだと思います。
とは言え、その配送品質は地域毎にかなりバラツキがあり
自分の発送地域と、顧客の着荷地域の配送会社が同じであるのにかかわらずこんなに品質が違うのかと驚かされることも多々あります。
結果的に、お客様の地域の配送センターの対応が悪ければクレームになってしまいますので
かなり運に左右されてしまいがちです。

しかし現状において、お急ぎ便の発送に対応している会社が
日本郵便ヤマト運輸しかない点も忘れてはいけません。
佐川はここに入っていない事に注意してください。
いまお急ぎ便の対応をしていなかったとしても
将来的に対応する可能性があるならば、佐川急便の選択肢は低くなると思います。


なお、個人の割引が増え、個人の配送が大きく増えているといわれていますが
これにはちょっとした「カラクリ」があります。
どうやらフリマサイトから出される配送には、フリマサイトから配送料割引分を奨励金のような形で捻出(負担)しているらしいのです。
おそらくはフリマサイトの商品流通量を爆発的に増やすための広告費のつもりかもしれませんが
こんな負担金は長くは続かないでしょう。
いずれフリマサイトからの配送料金も本来の価格に戻るはずです。
その時にネット通販・配送料金にどのようなインパクトがあるのかはちょっと想像がつきません。


いずれにせよ、ネット通販・配送業界は今後も大きな波が何度も押し寄せてくるだろうと思われます。
どうか皆様、その波に飲み込まれないよう、頑張ってサバイバルしていきましょう。

office eziromem


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