書籍の価値を見定める

よく見かけるのが

自費出版で全く無名なのに、ただ流通量が無いというだけで
とてつもない値段をつけている業者がいる。

まぁ・・・いかんとはいわんのだけど
はっきり言って、そんなものは関係者(本人や、その親族)ぐらいしか買わんだろうし
それを万超えて売ったら売れるわけないよね?と思うのだが。


本には、当然、その価値があるわけだけど
当然、特定の分野以外はほとんど分からない。

俺が得意なのは演劇、法律、古典文学などで
あとは正直、よく分からんってのが本音。

でも、だいたいどのジャンルでも価値は分かる。


書籍に価値があるなら、ネットで検索すれば、必ず感想なり引用書籍なり出てくるわけです。
例えば
「タイトル 著者 ブログ 感想」とか「タイトル 著者 ブログ 古本屋」
などで検索すると、前者が大量に出てくる本は需要があるって事
後者は流通量がだいたい分かる。
古本屋で検索して「見つかった」という書き込みなら、それなりに流通していて
「見つからない」とか「店主がその本は流通していない」といった書き込みがあれば
供給が全く追いついていないという事。

さらに出版社や著者の状況を調べ、死亡していたりすれば絶版の可能性大
親族との連絡が不可能な場合は復刻版も無理だと考えられる。
そういった本は、とてつもない高値になったりする。
ただし著作権は50年で切れるので注意
とはいえ・・・著作権が切れようとも、図書自体が手に入らない状態であれば
出版社だって出版できまいが。


そして、その価値がある程度把握できた後で
その値段に+@があるかをチェックする。
例えば、需要がある書籍であっても、似た書籍が大量に発行されているような本は
全く価値がなくなる。
逆に、専門的であったり、著者がそのジャンルにおいて卓越した才能の持ち主なら
値段は高騰すると思われる。

また、購買層を想像する。
研究者、富裕層が購入するような書籍は、当然に高値になる。

そういった諸々の条件をチェックしながら

全く情報が無い場合で定価の倍
そこそこ需要があるなら定価の3倍程度
これぐらいが、一般的な古本の上限額だと思う。


需要があり、供給が無く、復刻の期待も無く
専門的、さらに購買層の資金が高いもの
こういった物は、もはや古本というレベルを超えて、美術品扱いと考えているし
そういったものに値段の上限なんて無いと思っている。


まぁ、どっかの誰かが書いた、よく分からん詩集なんてのは
古紙回収にまわしてしまうわけだけど。
仮に1円にしたって、永久に売れない可能性がある本を置いておけるほど
うちの倉庫は広くないんで。国会図書館じゃあるまいし。

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古本屋エイジロメン 店長ブログ 高次脳機能障害と仕事と日々の暮らしと… 園田広宣
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