小説の文庫セットを整理
今まで、小説の文庫本などで
なるべく同じ作家のを揃えてセットにしてヤフオクで出してみたり
全くデタラメに大量に集めて、セットにしたり
売れたは売れたが
たとえば30冊セットで1000円とか、そんなレベルの売れ方しかしないうえに
管理費(倉庫代、出品手続き、配送手続きやコスト)を考えると
決して利益が出ているとは言いがたく
結局は、大半をブックオフに流した方が早いという結論に達した。
うちの倉庫は非常に狭いうえに、かなり雑に置かれているので
利益が微妙なラインのものはさっさと処分しないと
どんどん倉庫代だけが嵩んでしまうので、どうにもありがたくない。
古本屋をしていて思うのは
つくづく最近の業務はゴミ処理業者と変わらないなと思う。
仕入れた汚い本を手づかみで触るので、そのあと好物の寿司が食えない。
※もちろんクリーニングするし、手も洗うが
しかも、そうやって引っ張り出した本の2/3が売り物にならず
1/3が紙資源、1/3がブックオフに流される。
売れるのは1/3程度だ。
1円本を去年は試しにガンガン出品してみたが
1円にまで落ちた本というのは、すでに在庫がダブってる証拠であり
美品以外は売れないという判断をせざるを得なくなった。
美品、初版、帯、付録などが付く付加価値を1円本に与えないと
販売に結びつかないのが現状だ。
それでも売れない本を調べると、別の出版社が新装版を出していたり
著作権がキレて青空文庫に流れていたりする。
今年から吉川英治が著作権切れに入ったので
残念ながら吉川英治の著書はほぼ買取値がつかないのが現状だ。
小説の買取は、特に著作権切れを意識しておかないと
結構痛い目を見るんじゃないかと思う。
もちろん原書や文庫を買って読んでくれるお客様もいらっしゃるが
大半は青空文庫に流れる事を把握したほうがいいと思う。
スマートフォンに移行して、さらにその影響が顕著に出ているんじゃないだろうか?
個人的な心証なので、もちろん他の意見もあると思うけど
うちはそういう方針っていうだけの事でして
そこんとこよろしくベイベー愛してる(←ツイッターのネタをブログにもってきただけ)