単価と、家族で働くか否か?
よく古本で単価が高いとか低いとか、そういう話を耳にする。
でも、個人的にはほとんど意識した事がない。
なぜって個人買取である以上、単価の低い本も高い本も入荷するし
最終的に重要なのは利益だから。
自分の貯金通帳の額が増えてれば良し。
減っていたらダメ。
経営って最終的には、そういうシンプルな事だと思う。
小さい単価なんかにこだわっちゃダメ。
私なんか、勉強会での会費集めすらまともに計算しない←で、みんなに総突っ込みを浴びた(苦笑)
私のブログを見て
1円本が多い、ときどき万超えが出てくる。
そういう話があるみたいだけど、そういうの興味がないんです。
本を並べりゃ、1円本の方が多いに決まってるし
たまに万越えだって出てきますわな。
そういう意図で販売リスト載せてみたわけじゃないんですがね。
利益という言葉で、よく誤解をしている人がいるけども
利益ってのはあくまでも販売価格-原価 ではないから。
そっから手数料、人件費、燃料費、家賃など、もろもろを計算して、残った金額があるかどうか。
先日の勉強会にて、家族を仕事に参加させるか否か?という意見が出ました。
そして、それに、他のほぼ全員が反対であるという結論が出ました。
私も反対です。
家族は無料奉仕の労働力ではありません。
なので、まず人件費を計算しなくてはいけませんが、ここが抜けている人が多すぎます。
男性は「俺が食わしてやってるんだ」と思っている人が多いのですが
家族はそんな事は絶対思っていません。
「私がパートに出れば、時給1000円にはなるのに」
そう思っています。
どうしても働いてもらうなら、まず給料を渡すべきでしょう。
もう一点。
自分が気楽に古本屋をやりたくて開業したつもりなら
家族がバイトとして労働力になってくれると思っては雇ってはいけません。
ほぼ間違いなく経営に介入してきます。
なぜなら大黒柱の古本屋収入がコケたら、家庭が崩壊しかねないからです。
なので、自ら進んで経営に介入してきます。
気楽にやるどころか、下手すればあなたが小間使いとなります。
そして、会社と違うところは、その経営でのわだかまりやトラブルは
プライベートにまで介入してくるという事実です。
仮に経営でぶつかったとしても
サラリーマンなら自宅に帰れば、可愛い奥さんが癒してくれます。
※可愛くない奥さんをお持ちの方すいません
しかし、自営業者にとって、経営での衝突は、そのまま家庭不和につながります。
うちは同居人に対して、電話番と郵便局集荷の対応だけは
たまにやってもらってます。
これは、私が事務所を留守にしている時があるからです。
だから無理してやってもらわなくても大丈夫です。
基本的に仕入れも梱包も出荷も出品も、すべて一人でやってます。
間に合わなくなれば、バイトを雇うなりするでしょう。
今のところ、そのつもりはありませんが。
出来れば連れ合いには、他所で働いてもらったほうがいいと思ってます。
その方が時給もいいでしょうしね。
古本屋の時給なんて、他のバイトに比べたら本当に低いものだと思いますから。
※そもそも同居人は億の金を動かす仕事してたんで、こんな小さい仕事まかせられないってのもあるけど。