違法な商品、お断り

先日、どうやらタウンページから電話していただいたお客様だったのだけど
どうも様子がおかしい。


客「そちらは・・・アダルト商品は取り扱っておりますか?」


「えぇ、大丈夫ですよ。」


客「それは、あの、商品の価値をちゃんと見てくれて・・・という事になるのでしょうか・・・」



「・・・?えっと、当然、商品をみて値段をつけます。ただし、うちはアダルト専門というわけではないので、商品価値については独自の判断をしますから。他より高く・・・という事ではないですよ。」



実はこの時、お客様の様子がおかしい事と同時に
どうやら2週目の電話だと感じていた。
2週目というのはつまり、一度うちに電話したが留守だった・・・タウンページで色々と電話したが断られ、再度うちにかけてきたら繋がった・・・という事だ。

だから、訳有感がすごく出ていて、正直、直感的にバイと感じていた。



それでも、内容をしっかり聞くまでは断るわけにはいかない。
電話の内容を聞きながら、お断りの理由をいくつか考えていた。


客「えっとですね、無理に高い値段でってわけじゃないんですけども、1冊500円ぐらいだと助かるなぁと思いまして。ただ、来ていただいて1冊5円や10円じゃ嫌なんですよ。雑誌なんですけども。」



・・・いまどき、1冊500円の買取値が付くのは、完全にプレミアム商品か、裏物しかない。
・・・まして雑誌?いやな予感しかしない。


「う〜ん、直接みてみないとなんとも・・・。アダルトといっても現在は最安値だと5円10円ですからねぇ。具体的な事が何も分からないと・・・。ただ雑誌となると、まず5円10円だと思いますよ。」



客「具体的にはですね・・・・う〜ん・・・70年代〜80年代、投稿写真系なんですけども・・・言ってる意味、分かりますかね?」



・・・・・・





えぇ、分かります。




投稿写真系ってのはいくつかあるんですけど、70〜80年代以降で発売が止まっている物となると
おそらくは



ロリ系




いや児童ポルノ系?



それ以外の種類の投稿系雑誌というのは、2000年代まで続いているので
わざわざ70〜80年代を持ってくるとなると、廃刊になったアリスクラブ、プチトマトなどだろう。

正直、投稿雑誌?だったかどうかは覚えてないが
いわゆるロリコン系ポルノ雑誌は完全に違法であって
アマゾンならカタログ削除ぐらいですむが

ヤフオクなら垢バンを食らう類の商品だ。

知らずに扱ってもダメだし、知っていて扱ったなら警察沙汰になる。


古本屋ってのは古物商免許(警察が管轄)をもって仕事をしているので、絶対に警察に睨まれるような事はしちゃいけない。

それ以前に俺がロリコンは嫌い」だ(生理的嫌悪感)




お客様には、きっぱりと断った。

それ以上に、「それを買取する古本屋は、まず無いと思います。」と説明しておいた。

昔は店頭の隅にこっそり置いている古本屋もいたが、大半の古本屋は潰れてしまった。
アダルトというのは意外と儲からないものだ。
ましてグレーゾーンの商品は、ほとんど店長の趣味で置いているようなものだった。

しかし法の規制はどんどん厳しくなり、そういう事も許されない。


お客様には、紙資源などで処分された方がいいと説明しておいた。





ロリコンそのものを差別する気はない。
性的嗜好は人それぞれだし・・・でも、児童ポルノ書籍の所持は違法だし、うちに持ってくるのもやめてほしい。
あくまでも妄想の範囲で頑張っていただきたいわけだが・・・まぁ彼らからすれば、そうはなかなかいかないだろうなぁ。


おそらく闇ルートでいまだに流通しつづけるのかもしれない。
ヤフオク、アマゾンでは当然販売できないが、今でも店頭のカウンター裏にこっそり置いてる店主はいるだろうし
自前のHP販売サイトでこっそり売ってる輩もいるだろうなぁ・・・。



ロリコンさんには申し訳ないが、いまはそういう時代じゃないという事を理解していただきたいものだ。





性的嗜好というのは、本当に難しいものだが、自己判断能力が未発達な少女を性欲の犠牲にするのは良くない。
精巧な少女ロボットとか、そういうものが流通して彼らに小さな光が届くといいのだが・・・。
(世の中には、精巧な少女人形・・・ダッチワイフは存在しているらしい)


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古本屋エイジロメン 店長ブログ 高次脳機能障害と仕事と日々の暮らしと… 園田広宣
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