まんがで読破 コーラン
入院中、ひたすら読んでましたコーラン。
ええ、最近のイスラミックエステートでしたっけ?
(旧名イスラム国)
の活動をみるにつけ、あまりにも酷いなと思ったので
コーランはそんな教えじゃなかったよなと思いつつ。
もちろん、漫画版ですけどね。
とてもじゃないが、通常の日本語訳コーランなんて読めません。
ましてアラビア語コーランなんて。
本当は、アラビア語で読まないといけないらしいんですけども。
結構面白かったです。
根本的に誤解をしていたのですけど
イスラム教とキリスト教、ユダヤ教は全部つながっているんですね。
一神教の創造神を基本として、そこから
時代を連なって、全部つながってるんですね。
(もちろん、先の宗教同士がそれを認めているわけではないようです)
ムハンマドはどうやら、キリストとは違い
かなり一般人に近い商人だったようで
戦場でもかなり活躍したようです。
これは、過去の預言者たちと比較すると、珍しいかもしれません。
大半の預言者は逃げる事はあっても
自分から戦うというのは、もしかして彼だけなのでは・・・。
それがジハードという形でもって伝わり
そして、いつしかイスラムの侵略戦争になったのかもしれない。
しかし読んでみると、コーランはたしかに
アラーからの戦闘の許可が下った事を示しているが
雌牛章190節にて
「あなたがたに戦いを挑むものがあれば、
アラーの道のために戦え。
だが、侵略的であってはならない。
本当にアラーは、侵略者を愛さない。」
と書かれており、侵略を認めていない。
さらに同害報復を認めてはいるが
食卓章 45節
「生命には生命、目には目、鼻には鼻、耳には耳、
歯には歯、凡ての傷害にも、(同様の)報復を。」
しかしその報復を控えて許すならば、
それは自分の罪の償いとなる。
と書かれている。
これを読む限り、たしかに戦闘を許しているように
表面上は見えるが、実はそうではなく
そこからさらに大事な事は
「控えて許す」
という事なのだと、説いている。
これを読む限り、わたしはイスラム教を誤解していたなと
思ったし、おそらく多くの人が誤解しているのだろう。
生きる為に戦う事は、生命として当然のことであり
侵略せず、時に許す事も必要だと説いている。
残念ながら、その表面上の生きる為に戦う事ばかりが
焦点に当てられてしまったために、このような
歪な形で、彼らに伝わってしまったのではないだろうか・・・。
漫画版のコーラン、ぜひ一度よんでみることをお勧めします。