アマゾンFBAにカート奪取戦争で対抗するには、どれだけ値下げすれば良いか? アマゾンがFBA禁止商品を特定の業者にだけ許可している件
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アマゾンには大きくわけて二種類の出品の仕方があって
- 自前発送
- FBA(アマゾンが在庫を管理、発送)による
のどちらかを選択する必要がある。
ところが、アマゾンではFBAを大きく優遇しており
その理由として「在庫数を正確に把握できる」からだとしている。
その優遇処置の結果、アマゾンの商品カタログの多くは
アマゾン・FBA商品がカートを占有していることになっており
自前発送の商品がカタログカートを奪取することは非常に難しい。
当方もそういった事情からFBAを利用することが多いのだが
先日困ったことが起きてしまった。
なぜかアマゾンが特定の業者に限定して
FBA禁止商品を許可しているという不思議な状況になっていることが分かったのだ。
この件をアマゾンに直接確認したところ、アマゾンはそれを認め
試験的処置であり、ほかの業者にそれを認める予定はないとの事。
おいおい・・・そんな不公平な処置あるかよ・・・。
愚痴になるが、なぜかその特定の業者はうちよりも取引数も少なく、評価も90切っている。
なんでこの業者に試験的処置を行っているのか全く理解に苦しむところだ・・・。
とはいえ、愚痴っても仕方ない。
一応、アマゾンに抗議はしておいたが、それが解消される間にうちがつぶされても仕方がない。
そこでFBAがどれだけ優遇されているのか調べることにする。
通常、配送条件が同じであれば
約3%の価格差でカートは確実に奪えるという話がある。
(あくまでも参考意見として聞いてください)
だが、自己発送とFBAでは3%の価格差はほとんど意味をなさないようだ。
3%でカートを奪えたこともないし、その状況下で問題の商品が売れた事はない。
大きくテコ入れする必要がある。
ちなみに5%でも奪えなかった経験がある。
やはりFBAの優遇処置はかなり大きいのだろう。
そこでひとまずライバルから11%値下げで試してみる事にした。
(なお11%だと赤字の可能性があるので正直怖い)
ちなみにカートの奪取は一定時間ごとに審査して変化するようなので
すこし反映には時間がかかる。
11%だとカート奪取に成功。
続いて8%、7%、6%、5%と変化させていく。
すると6%で不安定になり、5%では取り返されてしまった。
反映に時間がかかる点から考えても、6%ではダメだと思ったほうがいいだろう。
ギリギリ取れるところが7%
安心して販売する為には8%の値下げが必要だという結論に達した。
ライバルが値下げを行えば、この金額はさらに下げなくてはいけない。
こちらが値下げを行えば、相手も当然に応じてくるだろう。
そうして値下げ合戦をすれば、最終的にはどちらかが潰れるしかなくなる。
その時に相手の体力をどこまで削ぎ落とせるかが、現在の商売の世界であって
体力を維持しつづける事が必要なんだと思う。
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