古本屋がリアル店舗を維持するのにどれだけの売り上げが必要だろうか?ブックオフを参考に数字を出してみた。
古本屋が店舗を維持するために必要な売り上げはどれぐらいなんだろうか?
私は自分自身で運営をしたことがないので
ブックオフを参考にさせてもらうと
ブックオフの従業員は1022名 パートアルバイト8691名を含めると
合計で9713名
店舗数は936 一店舗に10.37名在籍という計算になる。
売上高743億4700万円
従業員一人あたりの売上高が765万円
一人あたりの給与収入が190万円(人件費/従業員数)となる。
ここのリンクに平均年収466万とあるが
http://profile.yahoo.co.jp/fundamental/?s=3313
これは正社員の年収(しかも役員報酬なども含まれての平均)であって、実際の報酬はもっと低い。
先の190万だって役員報酬が入っているのだから、現実の店舗労働者の収入はさらに低いはずだが、役員報酬が分からないので
その辺りの考慮できない。
12か月で割ると15.8万円。まぁそんなもんじゃないかな。
さて、これに一人あたりのブックオフの純利益分19万円を追加したとしても209万円程度。
これが天下のブックオフのリアル店舗での一人当たりが出す利益の実情となっている。
ブックオフの店舗と効率でもって
個人買取という、もっとも安い仕入れ方法で古本を営業し
一人で765万円を売り上げて、209万円程度が収入になるのだから
それ以下の売上ではおそらく生活など出来ないのではないだろうか?
これはあくまでも店舗という前提、古物商による個人買取という前提だが・・・
地代家賃を見ると一人当たり113万円という数字が出ている。
ちなみに私の昨年のアマゾンに支払っている手数料はこれを完全に上回っている。
店舗の方が安上がりとは決して思わないが・・・ネット販売が安いとも思わない方がいい。
アマゾンの手数料は本当に高い。
上記のようにブックオフの効率でもって、この程度の収益なので
通常の古本屋を店舗で運営するのが、いかに厳しいか想像に難くないと思う。
あと・・・せどりで月に50万程度、年間600万程度じゃ、どう考えてもブックオフの店員と収入は変わらないんじゃないだろうか?
かたや5〜20円で仕入れて定価の半額で売るブックオフ、かたや108円で仕入れて定価にも満たない価格で販売。
どう考えても効率はブックオフの方がいいと思う。
それでもって年間の売上でさえ負けているんじゃ・・・。
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