新しい事を口にするのは簡単な事だけど

古い物を維持していくのはとても大変だ。

それは行動だけじゃなくって、意識を保っていなくちゃいけないから。
だけど古い物のよさを忘れて新しい物に飛びつくと

結果的に損をする事が多い。


という事を古本屋をしていて常々、感じている。


いま、広告はネットが主流になりつつあり
古いタイプの広報戦略は全く役に立たない・・・と思われているようだが
実際のところ、ネットの広報がそれほど効果をあげているかというと

それは一昔前、ネット通販を始めた業者が少なかった頃の話であって
今は検索すると大量の宣伝文句が延々と流れてくるありさまである。

たとえばチラシが玄関ポストにはいっていたとする。
1枚のチラシなら目も向けるだろうが
100枚のチラシを全て目に通そうと思うだろうか?

古本買取で検索すると
ウェブ検索結果
約49,400,000件
と出る。
こんなものをいちいち見比べる気になるだろうか?

しかし
洋書 買取 だと
ウェブ検索結果
約1,690,000件
ここまで数が減る。 ある程度の専門が出来てくれば閲覧してもらえる可能性はある。
それにブログなどと連携すると、買取数は間違いなく倍増するはずだ。

ただ
私はネットでの買取はやっていないし
今後もやる気がない。

うちの買取は99%がチラシで、1%ほど個人的な付き合いの方からの買取だ。

うちのチラシは、相当な工夫がしてあって
文面等は一切お見せできないが
なるべく分かりやすく、簡潔に、手軽にお付き合いできるようにしてある。
そして、それが私のルーチンワークに適合するようにセットしてあり
負担が非常に少ないのだ。
一般的な個人買取は、お客様の都合に合わせる必要があるので
いつ来るか分からない注文をひたすら待つ・・・という事が私にはできないのである。

私は非常に気が短いので、チラシの効果を一週間に集中するよう設定してあり
それ以降の買取率は激減するように設定してある。
逆に言うと、チラシを撒いて一週間は買取が大量に発生するので
それをともかくこなすのに精一杯になる。

その代わり、一週間ごとにチラシを撒き直さないといけないので
それはそれで大変だ。
毎週、1000〜2000は撒いているが、これがなかなか(苦笑)

最近は集合住宅に管理人室があって、ポストにチラシをいれないように見張っていたり
駅に近いと駐車禁止をとられたりと、色々と苦労する。
私は巡回員が仕事の終わる夜8〜朝の7時までにチラシを撒くようにしている。
なかなか冬は寒くてつらい仕事だ(苦笑)


それでも思うことは
結局ネットでの買取のお客様は、うちにこなくても他所で買取ができる人たちで
チラシを見て連絡してくれるお客様は、ネットなどが使えない方が中心になる。
捨てようと思っていた人たちが、たまたまチラシを見て連絡をくださるのだから
その出会いというのは、とても新鮮な感情が沸く。
うちとの出会いが無ければ、捨てられていた書籍、その書籍はとても古くて
しかし貴重な物も多い。(もちろんゴミも多い(苦笑))
なかには、あまりにも貴重すぎて、お客様でお持ちになったほうがいいと提案した事すらある。
それでも私に格安で譲ってくれたのは、私の対応に何らかの好意を感じてくれたのだろうと思うと
恐縮と感謝の気持ちでいっぱいになる。

逆に、こちらも商売なので、この品には値段を付けられないという事を
告げなくてはいけない場合もある。
うちはアマゾンの1円本であっても値段をなるべく付けるようにはしているが
どうしようもない本もある。特に最近の書籍ほどクズ本が増えたといっても過言ではない。
どうやら出版社も分かっていてやっているようだ。
売上を上げるために、クズ本を連発しているらしい。
昔より紙、印刷代が安くなった事により、とりあえず何か書いて売ってしまえという事なのだろう。
ISBNが付きはじめたあたりから、ボツボツとそういう本が現れ
バーコードが付いたあたりからはクズの連続となる。
バーコードせどりというのが流行っているらしいが、バーコードのある辺りの本なんて
古本屋から見れば、それほど旨味があるとは思えないのだが。
※もちろん良書も沢山ありますが、そういう本はブックオフだろうが高値です。

せどりが流行っているらしいが
ブックオフが無かった頃のせどりは、その古本店の専門外の棚を見るのが常套でした。
つまり古本屋店主でも値段が分かりにくい本を見つけて仕入れ、それを適正価格で捌くわけですが
それには、古本屋店主を出し抜くだけの鑑定眼が必要なんです。
いま、アマゾンという全国的な古本流通システムが出来上がり、バーコードを使えば一瞬で値段が判別できる時代に
ブックオフ、ライバルを出し抜くという発想がそもそも抜けているようです。


ライバルを出し抜くには、ライバルと別の手法を使わなければいけません。
みんながバーコードを使い始めたという事は、逆に言えばISBN、コード無しのチェックが手薄になっているという事です。

余計な事かもしれませんが一応書いておきます。
ISBNは先頭の数文字は出版社コードなので背を見ただけで分かります。
つまり棚から抜く時点でコードを打ちはじめる事が出来ます。
コード打ちはバーコードをかざすのと違い、キーボードを見なくても打てます。
指を動かすので連続で打つとなればバーコードの自動にはかないませんが
速度的にはバーコードとたいした違いはないと思います。


コード無しをみなさん敬遠してますが、シリーズ物などはむしろコード有よりすばやく検索できます。
岩波書店 日本文学全集 25】
この後ろの数字を変えるだけ。




また検索すると小説などは大量に引っかかる場合があります。

例えば
【坊ちゃん】 検索490件

仮に、これに夏目漱石などと入力しても無駄です。

【坊ちゃん 夏目漱石】 検索191件

それよりも出版社、年数で検索

【坊ちゃん 岩波】 検索15件 
【坊ちゃん 1967】 検索2件
出版社の場合、同名タイトルを出す事は基本的に考えられません。
なのでこの15件は初版、改定、新装版バージョンと版形が違うだけです。
年数が分かれば、より絞り込めますが、ここで注意。
アマゾンの年数登録は結構間違っています
それは初版年数ではなく再版の年数だけを登録していたりしてしまったようで
よく検索に出てこない事があります。
なのでお奨めは出版社で検索する事です。



基本的に、せどりは趣味の範囲でやる事をおすすめします。
もし古本で食って生きたい!!というのなら、せどりではなく個人買取のほうが
仕入額はぐっと抑えられるからです。
同じ資金で5倍10倍の仕入れが出来ます。
しかしせどりは「狙った本を獲得」する楽しみもあります。
そういった本は、販売も出来るし自分で楽しむ事も出来るでしょう。
これは個人買取ではなかなか味わえません。
なので、わたし自身もたまにせどりをしたりします。あくまでも趣味の範囲で。


なんかぼんやり書いていたせいで、途中からですます調になってるとか
そういう細かい突っ込みは無しでお願いします(苦笑)



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古本屋エイジロメン 店長ブログ 高次脳機能障害と仕事と日々の暮らしと… 園田広宣
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