細かく稼ぎ、積み立てる/ビブリア古書堂の事件手帳
本の中で、今まで廃棄してきた本を
あらたに商材として採用し、棚を準備、10日から販売を開始した。
詳細は当然に秘密だが
1ヶ月以内に売れなければ処分するしかない、超高速回転ジャンル。
だいたい現在、1日に2〜3冊ペースでこのジャンルが売れていて
収益としては1日に200〜500円程度。
仕入れ代金はタダなのだが、先に書いたように高速回転するかわりに
一ヶ月で「廃棄在庫」になるという欠点があり、商材として倉庫に置くか悩んでいたが
とりあえず揃えてみて良かったといったところ。
おそらく1月で1万ぐらいは利益を生み出すだろう。
FBA発送用の段ボールを
顧客から買い取ったりしたさいの、余りを利用するようになる。
そんなの当たり前じゃん?と思われるかもしれないが
うちは今まで、顧客発送用段ボールとFBA発送用段ボールを一緒にしていて
その利点として定形のサイズの段ボールであれば
文庫を入れる際に何冊まで入れられるか(100サイズで75冊程度)が把握できるという
メリットがあって、あえて有料のものを使っていた。
しかしFBA手数料の値上げから、文庫の発送をほとんど取りやめており
現在のFBA発送は、セット本、2センチ超、大型本、高速回転廃棄本(健全率維持の為)に限定されており
当然にサイズがバラバラになっているのでメリットが無くなってしまっていた。
月に20〜30程度はFBAに送っており、段ボール代だけで4〜5千円かかっていたので
結構な負担だなと感じていて、試しに顧客用のまっさらな段ボールから
買い取った利用済み段ボールへ切り替えたのだが
何の問題もなく運営できているようだ。
ビブリア古書堂の事件手帳が話題になっている。
せどりが役として出ているために、せどりグループが大騒ぎしているようだが
私はむしろ「名作を紹介」してくれる、よい宣伝番組だと捉えている。
たとえば今回ビブリアで紹介された夏目漱石「それから(文庫版)」はビブリアが2011年初版された時から
一気に売れ筋になり、昨日のランクは175位にまで上昇してる。価格も1円本から165円に回復。
おそらく今後も紹介された本はどんどん値段が回復するだろう。
ドラマの出来は知らん(そもそも見てない)が、その紹介内容は
せどりとして稼いでいるなら事前に把握しておくべきだし
このドラマをきっかけに本を読む習慣が少しでもつけば・・・と願わざるをえない。