古本業界の大黒柱、アマゾンを去る
朝起きて、ブログを読んだら
喜多村さんがアマゾンを辞めるという。
古本屋のうたた寝
http://s.ameblo.jp/kitanotabibito/entry-12004150777.html
昨年に忘年会、お会いしてお話をしたばかりなので
腰が抜けるほど驚いて
何があったのかと思えば
やはり「売れない」のだという。
なるほど、確かに1円本ばかりが1日に1〜2冊、コンビニからの発送も出来なくなったとあっては
もともとリアル店舗で販売していた方には「バカバカしい」となるのだろう。
個人的には、アマゾンの古本屋戦争のノウハウは今後も生きてくるだろうと考えているが
それは年金でのんびり暮らす喜多村さんには関係のない事だ。
ちょっと残念だけど「お疲れ様でした」と心の中でつぶやき今までブログ楽しませていただきありがとうございますと、お礼もうしあげたい。
さて、クロネコメール便がDM便になり
いわゆるコンビニ対応が出来なくなる事と、法人契約になる事で
どれだけの個人事業主が脱落するだろうか?
ちょっと想像がつかないが、間違いなく今後の新規参入のハードルは上がるはずだ。
うちもクロネコメール便からのスタートだったから。
これがなかったら、新規参入は無理だったかもしれない。
ライバル業者を蹴落とす・・・という意味ではいい機会だが
本当にこんな事でいいのかな?と不安になったりもする。いやいや、勝負の世界は過酷だ。ここは心を鬼にして新入りを次々と踏み潰す気持ちでいこう。
気になったのは、喜多村さんがブックオフに訪れて
「気になる本がない」と書かれた事だ。
個人的には面白いと思える本はいくつかあるが・・・文学では見つからない。
特に純文学は、これといった掘出し物が出てこない昨今。
最近はお笑い芸人が純文学を出されたようで、ちょっと気にはなっているが・・・
昔のような太宰治、三島由紀夫のような天才が次々と現れる時代ではなくなったのだろうか?
しかし、漫画の世界には彼らの空気を受け継いでいる人たちが結構いる。
ちょうど昔、太宰と三島が反発しあっていたように
漫画の世界でも漫画家同士の小競り合いがあるようだ。
そこを、漫画の中で読んでいると、ちょっと面白い。
文学というのは文字で表現するため
現在は表現の仕方が限界にきているともいわれて久しい。
よかったら喜多村さん、漫画、とくにコミックエッセイを読んでみてくださいよ・・・とお声をかけてみたい。
漫画業界の太宰治的存在