一冊につき12秒
昨日、600冊の買取があったので
時間を計測したところ
ほぼ2時間で全ての作業が終わった。
1冊につき、営業、鑑定、支払い、積み込みまで
全て終わらせて12秒で完了している。
良書が多かったので、山買いをせず
全てに単価をつけ、さらに営業トーク(古本雑学から、鑑定の説明、世間話)をし
最初の約束にはなかった
不用品の未使用古着(新品?)を営業トークで獲得して
この時間。
営業トークでは、古本の話題から料理、政治、地元、天候、スポーツと多岐にわたる。
買い取りにおいて、お客様を飽きさせないよう
目線は本を右往左往させつつ
口も止めない。
ただし、時間が極端にかかる場合には
○○分かかります。と説明しておくと
お客様も台所やリビングでくつろげるし
私も楽に鑑定が出来る。
※直視されていると、値段がつけづらいという本音もある(苦笑)
おそらく鑑定に1冊、早ければ2〜3秒、長くても15秒程度だったと思う。
※全体的にわかりやすい書籍だったのもある。
バーコードやISBNを使って、正確に買取値をだすやり方もあるが
私は、顧客の立場からみると、むしろ不安に思われるのではないだろうか?と考え極力しないようにしている。
古本屋からみると、正確に値段をだしていて
正直に見える行動も
顧客の立場から見るとマクドナルドの店員がマニュアルを見ながら
ハンバーガーを作っているように見えるのではないかと感じている。
私も、どうしても分からない、見当がつかないものを携帯で検索する事があるが
正直、お客様の目線は一気に不安な空気を感じているのがありありとわかる。
やはり携帯検索やバーコード検索はあくまでも
鑑定の歩行器具であり
一人で歩けるようになったなら
歩行器具なしで歩くべきなのだ。
やっているうちに精度はあがるし
9割以上は予想価格とアマゾン価格が一致するようになる。
1割はコケるだろうが、歩けば誰だってコケるんだ。
ひたすら歩行器つけて歩くか
コケながら走れるように鍛えるか
それが最終的にどんな結果が出るかは分からないが
私はコケながらも走ってみたいと思う。