小泉元総理大臣の郵政選挙を思い出す。
安保法案が強制採決されてしまったわけだが
これだけ重要な、しかも憲法違反の疑いの濃い法案を
無理やり通してしまう事は許される事なのだろうか?
思い出したのは
小泉総理大臣の郵政選挙だ。
彼は紳士であった。
選挙で勝利し強制採決が出来たにも関わらず
郵政民営化でもめているときに
「じゃあ、民意を問おうじゃないか」
と総選挙に打って出た。
それは決して「絶対勝利を確信した」というわけではない
にも関わらず、強い自信をもって前に出てきた
そんな彼の姿に打たれて、私は自民党支持層になったのだ。
いまの・・・安保法案の強行採決は一体なんなんだ。
民意を問うどころではない。
「選挙が始まるころには忘れてしまうだろう」
国民を完全にバカにしている。
民意を問うどころではない。
言論統制をし、情報統制をし、こんなものが国会運営として許されるのか?
自民党は死んだというプラカードをもった議員がいたというが
私の見解は違う。
民主主義は今日、死んだ。
こんなものは民主主義ではない。
重要な法案を長期間検討し、それでも議会が紛糾し、憲法違反まで疑われ
これを強行採決するなど、あってはならない。
数年前の大多数票を利用して、自分の通したい法案を通しただけじゃないか。
小泉総理がやった事を、なぜ安倍ができないのか?
行政、国会、そういったものは手続き主義だ。
この法案は正当な手続きに基づいた以上、成立してしまうだろう。
(これが正当な手続きと言えるかどうかは別の問題として)
だが、絶対にこの法案を通した自民党を忘れてはならない。
私は自民党支持層ではあったし資本主義者でもあったが
軍国主義ではない。
軍備によって抑止力を得て、それをもって利益を得ようなどとは微塵も考えない。
石油を運ぶルートに海賊が出るから、中国が台頭してきたから
だから軍事国家となって利益を得ようというのか?
石油を運ぶルートは「日本領海」じゃないんだぞ。
危険があって当たり前じゃないか。
中国が台頭してきたから?それこそ攻めてきたら防御すれば済む事だ。
「人間 対 人間」ですら先制攻撃は許されていない。
なのに「軍 対 軍」で先制攻撃が許されるわけがないだろう。
私はこのブログを読んだ人に「自民党に投票するな」とは言わない。
勝手にすればいい。
俺のブログは俺が意見を表明する場所であって、他人にどうこう言う場所でもない。
俺は次の選挙で、絶対に自民党には投票しない。
資本主義者である事には変わらないと思う。
たぶん変わらない。
いや、自信はないけど・・・社会主義国家、共産主義国家をみていると、とてもそちらに投票しようという気にはなれない。
だが、自民党にはもう二度と投票しないと思う。
民意を問う気がないのなら、それは民主主義の否定であり、独裁主義と変わらない。
いや、独裁主義なら社会主義、共産主義の方がいくぶんかマシなのかもしれないな。
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