左半身の麻痺と頭痛がふたたびおとずれ、病院へ行ったらあれよあれよと気が付くとERに連れて行かれていた。
先日お風呂の浴槽につかっていた時、突然体がこわばり、身動きが取れなくなった。
そのままズルズルと浴槽に沈んでいくので、足の指で何とか引っ掛けて、お風呂の栓を抜くことに成功し、お風呂の中で溺れる事だけは避けられた。
声を出すことができず、言葉にも若干の障害のようなものが出ている感じだった。
たまたまお風呂を見に来た相方に助けてもらった。
その後転がるように体調が崩れていき、ひどく癇癪を起こすようになった。
イライラが酷く、頭痛がして、お腹が痛くなり、背中が背骨に沿って痛くなる。
かかりつけの病院に行ったところ、背中のところを触りながら脊髄かなぁ、神経かなぁと話されたのでちょっと恐怖を覚えた。
ところが薬として出されたのは、過敏性腸症候群と胃薬のブスコパン。本当にこれで合っているのかなぁと思いながら、薬を飲んでいたがいちにちたっても2日たっても体調は良くならない。
かかりつけの医師でどうにもならないのなら、少し離れているが大きな総合病院でかかってみようということになる。
できることなら担当医のいる、多摩総合医療センターが良い。
あそこなら脳神経内科の磯崎英治先生がいる。
近所のかかりつけ医が脊髄かな、神経かなぁと話していたので、脳神経内科ならわかるんじゃないだろうか?
そこで予約ではなかったが、直接総合受付に連絡して当日診察を受けられないか確認してみたところ
電話を磯崎先生に回してもらえることになった。
これは助かった、診察が受けられると思ったら・・・そうはいかず
なんと救急外来ERに移送されてしまった。
なんだか大事になっている、周囲に迷惑をかけているんじゃないか?と思いながら、それでも診察を受けたかったのでひたすら耐えた。
ERは思ったほど、重症の患者っぽい人は少なかった。
寝たまま移動という人は一人しか見かけなかったし、車いすもちらほらいたが
半分以上の人は、普通に立って歩けるようだった。
付添いの人・・・にしては数が多すぎるから、やはり立って自力で歩いてきた人も結構いるようだ。
気が付くと私も車いすに乗せられていた。
診察は2時間待ちと言うことだったが、思ったよりも早く対応してもらえた。
診察の結果、構音障害、歩行障害の所見
小脳梗塞の疑いあり 要検査
と書かれてしまい、かなりびびった。
脳のCTをとってもらい、胸や腰のレントゲンを撮ってもらう
。
結論としては、脳梗塞は確認されなかった。
確認されなかったと言うのは、画像の荒いCT映像では小さな脳梗塞は確認できないという程度。
とりあえず、緊急で手術だとかそういった事は無いようだ。
また血液検査の白血球が平常値に近い。CRPがやや高かったらしいが、白血球が平常値に近いと言う事は、症状は急性期を出して安定期に移っているタイミングらしい。
どこかで炎症が起こっているのは間違いないが、強く意識する必要は無いようだ。
それとヘルニアの可能性が指摘された。
確かに以前、やや軽いヘルニアになっていると言う話は聞いた。あれから症状が改善されたので、てっきり問題ないものとばかり思っていたが、どうやらそういうことではないらしい。
軽いヘルニアと言うのは、出たり引っ込んだりすることがあるらしく、軽く飛び出ても吸収される?と言うようなことが起きて改善される、また飛び出すと言うことを繰り返すらしい。
これに関しては、ボルタレンの座薬をいただいた。
左半身の麻痺は、脳梗塞というよりも、過去の事故の後遺症ではないかとの事。
ボルタレンは良く効いた。
ただ左半身の不自由さは、いまだにかなり気になる。
本当に脳梗塞じゃないんだろうな・・・と不安に思うが。
そもそも「後遺症」ってなんだ?
これは過去に何度も医者から説明されたが、後遺症では漠然としすぎていてさっぱり分からない。
私の脳の中のダメージはどこにあるんだろう?
キズはみつからないと何度も繰り返し言われてきたが、じゃあ後遺症になんかなるはずないじゃないか・・・そもそも後遺症ってのは
どこかにダメージがないと後遺症って言わないような気がするんだが・・・。
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