消費税と業者間取引の関係 8%のハードルの差 (指摘により修正)
※修正記事 赤色で表示してます。
消費税が8%になるわけですが
個人事業主の中で何%が実際にこれを払っているんでしょうか?
売上1000万円を超えると、売上の8%を消費税として税務署に納金しなきゃいけないわけで
うちとしては、それをやっちゃうと強烈なマイナスになりかねないですし
1000万円は超えないように注意しています。
(注意しなくても超えないよ。という優しさはいらない)
それはともかく、古本屋のように個人から仕入れて、個人で販売する場合
この8%が免除されれば、全部ふところにいれる事が出来ます。
納税の免除なので、そこは気にしなくていいです。非課税であればダメですが。
ところが業者間で商品を動かす場合
そういうわけにはいかないのです。
どういう事かというと、業者間で商品を仕入れる場合、先方が消費税を要求してくるわけです。
それを支払わなくてはいけないわけで、そうなると自然と利益はガッチリ減少していきます。
結局利益にかかる消費税分だけしか手元に残らない。
新品で商品を仕入れていると、特に高額商品ほど卸値が削れません。
下手すると5%とか10%なんて話もあるわけで、そうなると真面目に消費税を払っていたら
3%の赤字、もしくは利益2%なんて事になるかもしれません。
そうなると先方の消費税8%徴収だけで利益がほとんどなくなる場合もあります。
どうするかというと、そもそも1000万円を超えなければ良いわけで
小規模個人事業主の強みってのはそういう場所で薄利で販売しても、8%の差が開いているわけです。
もし売上上限に余裕があるなら、高額商品に挑んでみてもいいと思います。
大手販売店では勝負できない8%の壁を破れるわけですから、10万であれば8000円の利益が出るわけです。
ここは見逃せないんじゃないかなと思いますよ。