現時点で分かる ヤフオクとアマゾンの 古本出品比較
ヤフオクに出品するようになって3か月ほど
アマゾンとの比較をまとめてみた。
手数料
アマゾン カテゴリ手数料60円+15%
ヤフオク 手数料8.64%
ここはもうヤフオクの圧勝だけど
今後はどうなるかは不明。というのはヤフオクからすれば
この手数料を上げたいと思っているのは間違いないからで・・・。
・閲覧数
閲覧数に関しては間違いなくアマゾンの圧勝。
これは書籍を専門に扱っていたアマゾンのカタログという形式から
「アマゾンで探せば本はある」
という強い安心感が反映されているのだと思う。
しかし
・販売転換率(閲覧数に対し、販売につながる率)
ここはヤフオクの方が高い。
その最大の要因は出品者の数に起因する。
アマゾンは閲覧数は多いが、出品者も多く、目立つ出品方法が無ければ販売機会を失うと思った方がいい。
・販売機会の獲得方法
アマゾン:最低価格もしくは「非常に良い」もしくはFBAで出品する
ヤフオク:出品タイトルの工夫 写真、カテゴリの設定
アマゾンでの出品において、他社に先だって販売するには最低価格で出品するか
状態を「非常に良い」に設定するか、FBAで出品するかの3手法が大きなポイントになる。
最低価格での出品、FBA出品はどちらも利益が抑制されてしまうが
状態を非常に良いに設定する事は、仕入れ力が大きく影響する。
上記3点を無視した場合、最悪の結果、完全に不良在庫となる事もある。
それに対して
ヤフオクでは価格よりもタイトルの工夫が重要になってくる。
書籍のタイトルの他、カテゴリ、そして写真撮影が大きな点となる。
ヤフオクにおいては美品である事は、それほど大きな問題ではない。
(書籍の状態は写真では確認しにくい)
出品タイトルに著者名、送料などを記載する事で目につくように対応するのがポイント。
またカテゴリをミスすると全く入札されない事態に陥る場合もある。
・販売価格の相場
アマゾン:乱高下が激しく、プレミア化が起こりやすい一方、下落も激しく最低価格1円に落ちる時間が早い。
出版から短い期間(約半年ほど)の間は相場が定価から大きく下がらない
ヤフオク:プレミア化が少ない一方で出店数が少なく、相場を保つ力も強い。
ただし出版から短い時間で相場が定価の半値近くまで下がる傾向がある。
アマゾンでは出版から半年ほどは価格が安定しており、そうそう値崩れしないのに対して
ヤフオクは出版直後から半値をつける事が多々ある。
そして、アマゾン価格が徐々に値崩れしていき、1年ほどでヤフオクを下回り
そこから急下降して最終的には1円本になる。
ヤフオクは出版直後から半値のまま1〜2年は安定し、その後は徐々に崩れていき
だいたい文庫で100円、新書で200円、単行本で300円ぐらいで安定する事が多い。
・顧客層
アマゾン:あくまでもお客様とされ、非常に高いサービスを求められる。ただし大きな逸脱はほとんどない。
ヤフオク:双方がお客であり販売者となる可能性があり、サービスは必要な分だけ求められる。
稀に不可解な発言や、柔軟な対応(同梱など)を求められる。
個人的にはヤフオクの顧客の方が、商売を理解している人が多く
楽だという印象が強い。
ただし稀に意味不明な質問や対応を求められる事もあり、どちらがよいとは言えない。
アマゾンはあくまでも購入側を「お客様」という立場を崩す事はなく
問題が発生すればそれは必ず販売側の責任(運営側もその姿勢)とされてしまうので注意したい。
・アカウント・トラブル(いわゆる垢バン)が起きた時のダメージ(あくまでもネット情報より)
アマゾン:出品物停止と同時に、最悪の場合ペイメント支払ストップ(2週間分の売上没収)
ヤフオク:出品物、全停止 個客との連絡不可
ヤフオクが出品物の全停止、営業停止処分を受けるのに比べ
アマゾンは2週間分の売上であるペイメントの支払いをストップさせられてしまうという話がある。
(これが事実かどうかはあくまでもネット情報につき、なんともいえない)
また、アマゾンはアカウントトラブルを起こすと復帰が容易ではないと言われている。
上記の比較はすべて私が、ここ3か月の間に感じた事であり
正しい情報も間違った情報もあると思う。
ネットの情報があくまでも玉石混合であり、ご理解いただきたい。
ネット販売 アマゾン
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